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梅雨の季節らしく雨の日が続きます。この季節ほど草木の緑の映える季節はありません。
日本の雨量は、西欧の国々と比較すると非常に多く、年間雨量は、パリ・ロンドン620ミリ前後、ベルリン550ミリに対して、松本1000ミリ強、東京も2500ミリで、日本は平均すると1750ミリといわれます。これは住宅の床から鴨居までの高さの水の量に相当します。
こんな国の生活にとって、雨を遮り、水はけを良くする工夫は何より重要でした。勾配のついた屋根は当然のこと、開口部の上にも雨よけの庇を付けて、雨の日の開け閉めを考えてありました。
その他、塀や門柱など雨に当たるものにはことごとく屋根をつけたり水はけのための配慮がなされてきました。当然、敷地の水はけも大切でした。
その一方で春雨、五月雨、夕立、秋雨、時雨というように季節に応じ、場面に即した美しい名前がつけられてきました。雨に親しみを持って生活をしてきた。日本人の気持ちを見る思いが致します。露もまた、そうです。
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